今までも、糖尿病や認知症などの原因にもなりうる歯周病のお話は何度かしてきました。
では、虫歯や歯周病が進行し、歯を失ってしまった後って・・・
まずは、糖尿病の人と健康な人の要介護状態になるリスクからみていきましょう
基準値1とすると、糖尿病の人は3,5倍!!まさか倍以上とは・・・
では歯の本数と要介護状態になるリスクは??
20本以上歯がある方は1(基準値)、0~9本しか歯が残っていない人は・・・15倍以上
要介護状態ということは、カラダをうまく動かせないなど”寝たきりの状態”になるといっても過言ではありません。
要介護になるリスクを減らすためにも、おいしいものを長く食べるためにも歯というのはとても大事な体の一部なんですね。
「すでに歯があまりないんですけど、、、」という方も
毎日の習慣がとても重要になってきます。
例えばしっかり入れ歯をいれてたくさん咀嚼すること。インプラントを入れて噛みやすくすることなど
が必要条件になってきます。
勘がいい方はおきづきかもしれません
はい、その通り”噛む”という動作がとても重要だといわれています。
歯が抜けてしまって、「入れ歯にしたけど入れ歯が痛くて噛みにくいからつけてないんです」
っていう方が以外に多いんです。入れ歯を入れずに噛もうとすると、噛むというよりはハグキでつぶしてベロでおしつけてさらにつぶして
食事をするんですが、そもそも噛みきったりすることができないために柔らかい物を必然的に摂取するようになります。
また、そもそも顎の働きははぐきの上にある歯と嚙合わせるようにできており、はぐきとはぐきでごはんを食べ続けると
過度な負荷がかかり、顎関節が変形していってしまうんです。
そうするとかまくなり、噛みこめないのでふんばりがきかず転倒しやすくなってしまったりと悪循環になります。
歯を失うと、骨吸収がおこります。刺激がない歯茎の下の骨が、必要なくなったらなくなっていくようなイメージです。
インプラントなどをいれれば、歯の代わりに入ったフィクスチャーが骨に刺激を与えてくれるので、骨吸収も起こしにくくなります。
健康寿命を延ばすことはもはや自分の為だけではなく、大切な家族のためにも”噛む”という事がとても大切だという事が
わかっていただけたら筆者も感無量です。
これから本格的に高齢化社会の到来です。ご自身の少しの努力でみんな幸せに日々生活していけるって素敵ですよね
ぜひ自分だけではなく、パートナーや彼氏、彼女と。またお母さんやおじいちゃんと一緒に歯医者さんで定期健診を受けることが
当たり前になる時代になることが未来の日本を支えていく鍵となる事でしょう!!