「歯医者さんに行ったときに受ける細い棒差し込むあの検査、
チクチクして痛いし、血が出るので、できれば受けたくないな・・・」
って思ってる患者さんは意外に多いかもしれません。
何をしているかわからないと不安に思ったり、不信感につながったりしてしまうものですよね。
ただ、あのチクチクする検査はとーっても大事なので、覚えていてほしいでーす
ちなみに、健康な歯茎だとほとんど痛みがありません。
痛いなーとか、血が出るなーって方は歯茎に炎症がある証拠!
「痛い」と思ったところは歯肉炎や歯周病の可能性が高いので、ヤバイ!って思った方がいいかもしれません
まず、あのチクチクする検査は【歯周病検査】です。
歯と歯茎の間に小さい定規みたいになっている棒状のものを差し込み、どのぐらいの深さまで入るか計ります。これを歯周ポケット検査といいます。
3ミリまでは健康なはぐきの範囲内ではありますが、3ミリでも、状態によっては歯肉炎になっていたり、歯周病予備軍だったりすることも。
さらに言うと、4ミリ以上あるところは歯周病の可能性があります。
炎症しているところは、定期的な歯医者さんでのクリーニングや、はみがきの当て方、歯間ブラシ、糸ようじなどのアイテムを使って正しく使うと炎症がおさまったり、歯周病の進行を抑えることができます!
そもそも、歯周病になると歯が長く感じたり歯の根っこのほうに隙間があいて食べ物が詰まりやすくなったりしてしまいますが、
菌によって溶かされてしまった歯を支えてる骨は残念ながらもどってきません。ですが、そのまま歯周病を放置すると、
骨がより痩せていき、しまいには歯が抜けてしまったりします。
歯周病はれっきとした病気です。歯周病になると糖尿病を誘発する恐れや、歯がなくなって噛めなくなると認知症を発症しやすかったり、要介護のなどのリスクをともないます。
なかなか症状の出にくい病気な為、気づかなかったり、後回しにしがち・・・ですが、
寿命の延びている今の時代だからこそ自立して生きていくために今からしっかり治療や検診をしていくことが大切です。