「少し違和感があるけど様子を見ている」
「歯科で相談していいのかわからない」
そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
顎関節症とは?──顎や筋肉の不調から起こる身近なトラブル
顎関節症(がくかんせつしょう)は、あごの関節や周囲の筋肉に異常が生じる疾患で、「口を開けにくい」「あごが痛む」「カクカクと音が鳴る」といった症状が現れます。放置すると食事や会話がしづらくなるだけでなく、頭痛や肩こり、めまいなど全身への影響も及ぼすことがあります。
特に20〜40代の女性に多く、無意識の生活習慣が原因となることも少なくありません。
顎関節症の代表的な症状
・あごの痛み・違和感
・口の開閉時に「カクカク」「ジャリジャリ」と音がする
・大きく口を開けにくい・開けると痛い
・噛み合わせに違和感がある
・頭痛・肩こり・耳鳴り・目の疲れ など
顎関節症のセルフチェック【咬合スコア】
ご自身の噛み合わせに不安がある方は、以下の質問に答えて点数をチェックしてみましょう(参考:日本顎咬合学会)
【過去1ヶ月の状況について】
それぞれの項目の点数をご確認ください。
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・噛み合わせの位置が定まらない
ある 3 少しある 1 ほとんどない 0
・あごがスムーズに動かない・口が開けにくい
ある 3 少しある 1 ほとんどない 0
・噛み合わせの高さに不満がある
ある 3 少しある 1 ほとんどない 0
・歯並びが気になる
ある 3 少しある 1 ほとんどない 0
・歯ぎしりや食いしばりの癖がある
ある 3 少しある 1 ほとんどない 0
・片側ばかりで噛む習慣がある
ある 3 少しある 1 ほとんどない 0
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5点以下・・・今のところ、噛み合わせにとくに問題ないようです。ただし、健康な噛み合わせを保つために、歯科医師による定期的な検査をお勧めします。
6点〜8点・・・噛み合わせに問題がある可能性があります。
歯科医院を受診されることをお勧めします。
9点以上・・・噛み合わせに大きな問題が考えられます。
一日でも早く歯科医院を受診されることをお勧めします。
※9点以上でも必ずしも治療が必要とは限りませんが、気になる場合は一度ご相談ください。
顎関節症の主な原因
顎関節症は、日常生活の何気ないクセから発症することが多いとされています。
・TCH(歯列接触癖):上下の歯が無意識に接触している癖(約70%の患者に見られる)
・歯ぎしり・食いしばり
・ストレス
・片側で噛むクセ(偏咀嚼)
・頬杖をつく癖
・うつ伏せ寝
・姿勢の悪さ(猫背)
・噛み合わせのズレ
これらの生活習慣の見直しや癖の改善が、治療の第一歩となります。
顎関節症の治療方法
● ボトックス注射
咬筋や側頭筋などの過緊張をやわらげ、痛みやコリを軽減します。施術時間は約10分、効果は4~8ヶ月持続します。
お試しプラン:22,000円(税込)
スタンダードプラン:33,000円(税込)
しっかりプラン:44,000円(税込)
● スプリント療法(マウスピース治療)
就寝時などに専用のマウスピース(スプリント)を装着することで、歯ぎしりや食いしばりによる顎関節への負担を軽減します。顎の筋肉や関節を休ませることで、症状の緩和が期待できます。
また、スプリント療法は顎関節症の診断を受けた場合、保険適用での治療が可能です。
「噛み合わせに違和感がある」「朝起きるとあごが疲れている」といった症状がある方は、早めのご相談をおすすめします。
● 噛み合わせの調整
上下の歯の噛み合わせを確認し、引っかかりやズレがある箇所を微調整します。
● 被せ物の修正
噛み合わせに大きな問題がある場合は、被せ物を作り直し、正しい噛み合わせに整える治療を行います。
● 矯正治療
噛み合わせ全体のバランスが悪いケースでは、歯列矯正による根本的な改善をご提案することもあります。
顎関節症の違和感を感じたら、早めにご相談を
「少し違和感があるけど様子を見ている」「歯科で相談していいのかわからない」
そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
浅草駅前ヘキサ歯科・矯正歯科では、噛み合わせの専門的な視点から診断・治療を行っております。生活習慣の見直しから、スプリントやボトックス治療、必要に応じた矯正治療まで対応可能です。